【習慣】過去の習慣に流されると過去のパターンに生きる人になる

過去の習慣に流されると過去のパターンに生きる人になる生き方・考え方
さこっしー
さこっしー

こんにちは、さこっしーです。

人間は、生まれたばかりの赤ん坊のときから6歳くらいの幼い子どもの時期まで、潜在意識主導の催眠状態で生きています。

つまり、ものごとや経験することをあるがままに認識しているのです。

そうして潜在意識にたくわえられた情報を自分の中でパターン認識し、やがて『自我』というものができあがります。

俗に言う『物心がつく』というやつです。

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習慣に流されると過去のパターンに生きる人になる


実は、物心がついてからあなたは一度も『いまここ』というものをあるがままに認識していないのです。

どういうことかというと、自我(顕在意識)は情報の処理量・スピードが潜在意識に劣るため、経験から受け取る膨大な情報量を処理し切れないのです。

なので、人間の脳は情報量をそぎ落とし、過去の経験によってラベル化されたパターンに当てはめて、近似的にものごとを認識しているのです。

たとえば、自分の母親という人間を、一度『母親』というパターンとして認識すると、次からは、一人の人間としての情報ではなく『母親』というラベルでパターン認識するということです。

すべてのことを、まったく新しい経験としてではなく、過去に経験したことのある、なにかのパターンに置き換えてそぎ落とされた情報量を脳内で処理しているということです。

これが『自我』の果たす大きな役割の一つで、固定観念や先入観のもとになるしくみです。

これにはちゃんとメリットもあって、もし仮に、人間の脳がすべてを新しい体験として、あるがままの情報量を処理しようとすると、膨大なエネルギーを必要とするのです。

学校や職場が変わって、新しい環境で新生活を始めたばかりのときに、ものすごく疲れてしまうのは、情報量が多いために処理にエネルギーを大きく消費するからなのです。

こうして考えてみると、もし、昨日と変わらない一日を送っているのなら、あなたは今日という『いまここ』に生きているつもりになっているだけで、実は、過去の認識パターン『記憶』の中に生きているということなのです。

朝、目覚めてから目にするもの耳にするもの、五感で認識するものすべては、過去に経験したことで形成されたパターンとして受け取っています。

いまのこの瞬間というものは、過去のどの瞬間とも違うもののはずです。

あなたが今日、出会い、接する人、取り組む仕事、すべては一度も経験したことのないものなのに、過去の経験に当てはめ、パターン認識しているのです。

The Secretで、『人は過去の思考の結果の中に生きている』という言葉が出てきますが、解釈を広げて考えれば、『過去の思考(自覚しているもの)』だけでなく、『認識のパターン、観念(無意識に形成されたもの)』の中に生きているということです。

つまり、視点を意識的に変えなかったり、変化しないことは『いまを生きていない』ということなのです。

もちろん価値観は人それぞれですが、僕は『いま』を生きていない人生に、どんな価値があるのかと思ってしまいます。

人生で変化し続けること、常に何か新しいことに対して挑戦し続けることは、大変なことだと思いますか?

『変化』というものを、日常の習慣にすれば、脳はその情報の処理量に慣れていってくれます。

常に新しい環境を求めること、新しい出会いを求めること、新しいことに挑戦すること、新しい経験を求めること、心の新鮮さを保ち続けること。

それが『いまを生きる』ということです。

常に新しい経験を求めて、じぶんを変化させていこう


ブッダやイエス、ガンジーやマザー・テレサといった聖人や偉人たちも、自分に安住せず、常にまだ見ぬ新しい人たちとの出会いや、その啓発・啓蒙のために活動し続けたのです。

そうやって、自分に与えられた生命を全うし、この世界での自分の役割を果たしてきたのです。

あなたも『いまを生きること』によって、自らの生命の輝きを全うできるのです。

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