こんにちは、さこっしーです。
今回は『恐れ』というテーマで、お話しようと思います。
下記の記事で『悟り』とは、『恐れ』の臨界点を突破した先にたどり着く境地だとお話しました。
『悟り』というものの定義は、発信者によっていろいろですが、ワンネス体験などの至高体験のイメージばかりが先行して、神格化・偶像化されているように感じるのが正直なところです。
なので、もっと現実的な視点で『悟り』をとらえることが必要だと痛切に感じます。
引き寄せの極意と、恐れを克服するオススメの方法
『悟った人』を祭り上げる必要はありません。
何に関してもそうですが、敬意は必要ですが崇拝はしてはならないのです。
あなたにとっての崇拝の対象は、いついかなるときも唯一、あなた自身だけです。
至高のワンネス体験というものは、それだけを切り離してみれば、ドラッグによるまやかしの幻覚作用を得るのと大きな違いはなく『悟り』の後に、人生がどう変わるのか?ということの方がはるかに大事なことなのです。
恐れの臨界点を突破し、恐れを克服するという表現をしましたが、ここでまた『悟った人』は何も恐れなくなると考えてしまうと、それも偶像化になります。
『恐れ』というものは、自我というものに基本プログラムとして入っているもので、人として生きる中で『恐れ』という感情がなくなってしまうことはあり得ません。
『悟り』とは、何かを失くすことではなく、すべてを自分のものとして受け容れることです。
本当に悟った人であれば、何かを否定したり、拒絶したり、なくしてしまおうとすることはありません。
すべてを呑み込むことができ、すべての存在を赦せるというのが『悟り』の本質と言えます。
だから、自他の分離がなく、すべての人と競争ではなく協力、所有ではなく共有、奪うのではなく与えるというパラダイムで接することができるのです。
『恐れ』などのネガティブ感情にしても同じです。
それを忌み嫌い失くしてしまおうとするのではなく、それらの感情を友にすることができるというのが『悟りの境地』というものです。
なので『恐れ』を克服するという言葉にも注意が必要です。
あなたが『恐れ』を感じたとき、それを失くそうとするのではなく、それを感じきること、それと共に在ること、それを自分の一部として認めることという意識の転換が必要です。
ホ・オポノポノやセドナメソッドなどのクリアリングメソッドも、この視点を理解していなければ本当の効果を得られません。
以前も紹介したことがある『ザ・マネーゲームから脱出する法』で語られる『プロセス』というメソッドや『ザ・キー』で紹介される10のメソッドなども、知識として知っておけば役に立つでしょう。
気づいていなかった恐れに、まず、気づこう
『恐れ』を感じたとき、まずはそれを自分で自覚することが第一歩です。
人は、気づかずに『恐れ』に支配された選択を繰り返すということに注意してください。
『恐れ』とは、無意識の領域にあるカルマ(過去の記憶情報)からやってきます。
無意識の領域にあるため、自分では気づかないのです。
あなたが、何かの行動をとるときに『気が進まない』というのが『無自覚の恐れ』なのです。
それに支配されていると、本当の意味で『選択の自由』は行使されません。
直感のみに頼って行動することが危険なのは、その直感自体が『無自覚の恐れ』を避けるようにして生まれてくるからなのです。
たとえば、お金に対するメンタルブロックのある人は、お金のことを真剣に学ぼうという気が起こりません。
そういう人がスピリチュアルに出会うと、自分にとって都合のいい情報だけを受け取って、自分の直感だけに従って行動し、それだけで人生がうまくいくと勘違いしてしまうのです。
いわゆるスピリチュアル貧乏になるということですね。
ちなみに、こういうのは以前の僕自身が経験したことだからこうして言えることなんです。
批判したくて話しているわけではないのでその辺り、理解して頂けるとうれしいです。
わかりやすくお金のブロックに関して説明しましたが、自分の望む生き方を真剣に追求していけば、必ず何かしらの『無自覚の恐れ』に気づいていくことになります。
なぜなら、理想があって、いまの現実がそれと違う状況なのなら、あなたの在り方が理想の現実にふさわしくないものだということの証拠だからです。
人は、在り方にふさわしい現実しか受け取れません。
この辺りは、自分自身ととことん正直に、誠実に向き合う必要があります。
お金はそこそこでも、家族で幸せに暮らせればいいと考える人は、本当に家族の幸せを守るということを突き詰めて考えれば、どうしてもお金が必要だということを真剣に考えるのを恐れているのです。
その恐れに、自分自身で気づいて自覚する必要があります。
そうやって恐れを自覚することが第一歩で、次に、恐れをもった自分を受け容れるのです。
具体的に言えば、恐れをしっかり自覚し、それをきちんと感じた上で、恐れとともに何かしらの行動をとるのです。
恐れを失くすために、行動していこう
よくある誤解が『恐れを失くしてから行動しよう』というものです。
恐れとは『未知』から生まれ、『未知』を『既知』に変えるには、情報・知識というものが必要で、本当の意味で情報・知識を自分のものにするためには『行動』『実践』によって何かを経験する必要があるのです。
つまり『恐れを失くしてから行動しよう』では、いつまでたっても行動できないのです。
なので、恐れを自覚しつつも、それを感じながら勇気を出して行動することが大事なのです。
これが『恐れを友にする』の意味です。
スピリチュアルや『引き寄せの法則』を知ると、ネガティブ感情をもったまま行動してはならないと誤解してしまいます。
この誤解のために、必要な行動をとれないという人が多いのではないかと思います。
これは、引き寄せの法則のもっとも大きな功罪の一つだと思いますね。
コメント