『自分の軸』は人生のどこかで定まるものではありません。常に定まっています。
自分が生まれてから、たどった人生を俯瞰して観れば、そこには必ず一本の軸が通っています。
ただ、自分のステージが上がらないと、それがはっきり認識できないんです。
僕の場合、今の時点で自分に観えているのは、
『人と関わって、お互いに影響を与えあいながら、成長すること。そして、世界の中に自分の生きた証を刻むこと。また、そのプロセスを楽しむこと』という感じの軸です。
だから、この先、どれだけお金を稼いで、どれだけ自由に生きられるようになったとしても『できるだけ人と関わらないような生活』なんてことはあり得ない、ということがわかっています。
『南国で、セミリタイヤ』みたいな、自分の成長がないような生き方も選ばないでしょう。
この『軸』は、これまで、僕がどういう人生経験をしてきたのか、それぞれの時期で、何を求めてそれを経験してきたのか?ってことを細かく分析したときに、今の自分の視界で観えてきた『共通ルール』『法則性』のようなものです。
僕は、『双子座』で『B型』で、動物占いは『チータ』です。
そういった分析ツールとか、アーキタイプ診断の結果とかも把握してるので、自分がどういう人間で、どういうことを経験するために、人間として今生の人生を歩んでいるのか?
ってことも、今の僕なりにぼんやりとつかんでいます。
そういった、コンテクスト(背景情報)を踏まえた上で、現時点で認識している『自分の軸』が上記の通りだ、ってことです。
これが、昔からわかってたワケじゃありません。
中高生時代なんてのは、『人と関わることの大切さ』を学ぶための、『ギャップ』を
経験するための時期だったので、『人と関わること』への苦手意識を助長するようなことばかり経験しました。
心理学に出会ってから、ようやく、『自分自身を成長させること』の喜びを見出だしました。
いろいろな勉強や実践を始めて、『世の中に自分の生きた証を残すこと』という、生きることに対する目的意識が生まれました。
だから、いろいろな活動をやっていた時期は、それこそが自分のミッションなんだ、って思い込んでました。
でもその後、いろんな場所へ一人で出向くようになり、『人と関係を築くのが苦手』という
コンプレックスと向き合い、悩み苦しみながら、克服する経験を経て、そこでようやく、
『人と関わって、相手を喜ばせて感謝を受け取ること』
が、自分の人生の中で、とても大きな意味のあることだと気づきました。
そこで新たな経験をして、視界が広がって初めて、僕の半生が、
『人から認められたい』『人から愛されたい』
という欲求との関係に彩られていたことに気づきました。
これは、そこで新たに生まれてきたものではなく、それまでも確かに存在していたのに、
自分のステージが低くて、その存在に気づけなかった要素、だと言えます。
ステージが上がることによって、『生きた証』を残すよりも、人と関わりあって、その人に影響を与え、相手の人生の中に、僕の『生きた証』を残すことの方が、自分のミッションにより沿ったものだってことが観えたんです。
思考の次元が上がって、より大きくものごとを考えられるようになった、って感じですね。
こういう風に、『自分の軸』ってのは、確固として存在しているけど、
自分のステージがちゃんと上がっていないと、その全体像を見渡すことができないもの、だと言えます。
だから『自分のステージを上げる』ってことが第一なんです。
『ステージ』というのは、
自分自身への理解、自分が生きる世界への理解に依存します。
そして、『人生 = 自分 + 環境』なので、個人としての自分、自我としての自分だけのステージを考えても意味がありません。
この辺、説明し出すと、記事内に収まらないので端折りますが、自分のステージを上げるのに、僕があれこれ経験してきて、自分や他人の事例をいろいろと分析して、
一番手っ取り早いと思ったのが、『正しくビジネスをやって結果を出すこと』なんです。
人と積極的に関わり、人の喜ぶこと、役に立つことをやって、自分が生きる世界にとって、少しでも役に立つ人間になっていくこと。
この中に、自分自身への理解を高めること、自分が生きる世界への理解を高めること、いろいろな意味での豊かさを高めること、そのすべてが含まれています。
僕は、それらのすべてをきちんと、地に足をつけた具体的な行動を繰り返して、実現してきたからこそ、今の視界を手に入れることができている、ってことです。
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