こんにちは、さこっしーです。
現実の中で起こることや人生に降りかかることを理解し、コントロールしようと思ったら『量子論的思考』ができるようになる必要があります。
『量子論』というのは、小難しいことを追究する物理学者たちのためだけのものじゃないんです。
この宇宙の真理というと大げさに聞こえますが、日常生活にしてもビジネスにしても『未来に何が起こるのか?』を読み解く上で、とても大切な考え方だということです。
未来は確率で、直線的な因果関係だけではない
世の中の教育制度、学校教育や世間の『常識』という名の固定観念は『量子論』登場以前の『古典的物理学』的なフレームで、ものごとが考えられます。
世の中で起こることは、すべて『原因があって結果がある』というのは、ある意味では正しいのですが、これが短絡思考や誤解を生む原因にもなっています。
たとえば、ある人が何かのビジネスを実践し、月収100万円を得という現実があったとします。
世の中の多くの人は、その『結果』を観て、単純な点としての『原因』があるに違いないと考えます。
だから、その『秘密』を求めて、ノウハウコレクターになったり、あいつは何か人に言えないような悪いことをしているに違いないと偏見でみたり、あの人は自分とは違う種類の人間で、自分には同じことはできないと分離意識をふくらませて自己評価(セルフイメージ)を勝手に自分で下げていってしまいます。
このように、ものごとの原因と結果を単純に線で結ぼうとするのが『古典物理学』的な思考のフレーム(枠組み)だと言えます。
では、『量子論』的な思考とはどんなものでしょう?
未来の必然性を高めていこう
量子論では『未来は無限の可能性の海の中にある』と考えます。
原因と結果は単純に一本の線で結ぶことはできず、ものごとの『因果関係』は『解釈』でしか量ることはできず、どんな『結果』が現れるのかは『確率』でしか量れないと考えるのです。
たとえば、有名な野球選手がいるとします。
彼が優れた野球選手になることのできた、本当の『原因』なんてものは、本来、どうやっても特定することなんてできません。
・理解のある両親の元に育ったこと
・幼い頃に野球に対して強い情熱をもつような経験をしたこと
・成長に応じて、いい環境で野球に触れることができたこと
・モチベーションを刺激するいいライバルとの出会いがあったこと
・本人の可能性を伸ばしてくれる素晴らしい師との出会いがあったこと
など、数々の事が重なることによって『未来の彼』が『優れた野球選手』であるという『確率』言葉を変えれば『必然性』が高まった結果、彼が『有名な野球選手』になったという現実が発生したということです。
何かのものごとを起こしたければ、その発生確率を高め、それが『必然』となるような状況にもっていけばいいということです。
ややこしいことを言ってるようにも観えて、とても当たり前のことを言ってるだけです。
お金持ちになりたければ、あなたがお金持ちになる確率を高めていけばいいだけのことです。
素敵な恋人が欲しいのなら、あなたが素敵なパートナーと巡り会い、一緒になれる確率を高めていけばいいということです。
あなたの望む未来がなんであれ、それが起こる確率を高めていって、それが『必然』のレベルに達すれば、その未来はあなたの人生に『現実』としてやってきます。
でも、多くの人は、起こるはずのないことを考えることに夢中になって日々過ごしています。
望むことも望まないことも両方です。
起こりもしないことに対して心配し、あれこれと気をもんで過ごしたり、起こりもしないことに対して妄想をふくらませ、それをイメージングだとカン違いして過ごしてしまうのです。
これでは、自分の人生を生きているのではなく『幻想という夢』の中を生きているようなものです。
優れたビジネスパーソンは、この『現実をありのままに観る力』に長けています。
だから、現実を自分の思う通りにコントロールして、望む結果を得られるのです。
大切なのは、現実的に生きること
スピリチュアリストも、本質がわかっている人ほど、ものすごく現実的にものごとを考えることができます。
『現実をありのままに観る力』こそ『量子論』的思考だとも言えます。
世の中には、人の心を反応的に惹きつけるような、甘い言葉が飛び交っています。
『これさえあればあなたの問題は解決します』『これであなたの望みは叶います』これらの言葉は正しくもあり、間違いでもあります。
原因と結果は単純につながらない、この世のすべてのものごとは縁起に支配され、複雑な因果関係で成り立っているという前提をもった上で、あなたが出会った知識やノウハウ、具体的な解決法が、あなたの望む未来が出現する『確率』を高めるものだと判断できたなら、それを手に入れて実践すればいいのです。
あなた自身を含めて、もう誰も悪人にも被害者にもする必要はないんです。
大切なのは『現実的』に生きるということです。
世間では『自分の可能性を押さえつけて生きること』を『現実的』だとカン違いされていますが、すべては無限の可能性の海の中にあって、何が起こっても不思議じゃないというのが本当の意味での『現実』です。
あなたは、どうやっても自分自身が設定した『自分の限界』の中でしか生きていくことはできません。
なら、常に『自分の限界』を広げるような生き方をしてみてはどうでしょう?
あなたが『できない』と考えることがあなたの未来に起こる確率は0%です。
それを『できる』に変えた途端、それが起こる可能性がこの世界に生まれます。
『できる』という前提をもって、それが現実になる確率を高めていけば、どこかで必ずそれは『必然』になるのです。
僕自身、今の自分は、数年前の自分にはまったく想像もできなかったような生き方をしています。
ドキドキしながら会社に有給を出して、コーチングやセミナーを受けて、自分の知らない世界を知ることによって、可能性がゼロの壁を破りました。
確率を高める行動を実践していこう
知らないことを勉強し、自分の世界を広げつつ可能性が生まれた後は、その可能性にエネルギーを与えるような行動をどんどん実行に移してきただけです。
『引き寄せ』の実践者になるためには『確率を高める』という行動をただ、ひたすらに実践し続ければいいだけのことです。
悪者や被害者を探しながら生きるよりは、よっぽど楽しくて実のある生き方だと思いませんか?
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