『学びや経験、自分が得るものの価値は、自分自身で決めている』
これを、わかりやすく言葉を変えると、自分が何かを経験し、そこから学びを得るとき、その学びの大きさ、それは、対価として差し出したものの大きさと比例する、ということです。
『お金と学びの法則』ともいえます。
あなたは、自分自身の『学び』に対して、どれだけの『対価』を支払っていますか?
言い換えると、自分自身に対してどのくらい『投資』していますか?
僕自身のことを言うと、金額にすると数百万円以上、時間で言うと生活の中の起きている時間の7~8割くらいを7年以上『自分自身を成長させる』ということに意識を向けています。
ただ、無理してがんばっているというわけではありません。
『習慣』というもののパワーを知っているので、少しずつできることから毎日の習慣を変えてきた結果として、今の習慣があるということです。
そうした中でわかったことが、さきほどの『お金と学びの法則』というわけです。
お金と学びの法則って?
たとえば、数万円するような『情報商材』や何かのセミナーがあって、もしそれが、無料で苦労もなく手に入ったとしたら、そこから得られる『学び』というものは、きちんと『対価』を支払った場合と同じになるのか?ということです。
『お金と心はつながっている』ので、より多額のお金を支払えば自分の意識にある種の負荷がかかります。
これは『自我の習性』というものです。
なので、支払った結果として得られる経験から『より多くのことを学ぼう』という向きに、自動的に潜在意識が働いてくれるのです。
『苦しいほど得られる学びは大きい』というのは真実です。
これも、言葉的に誤解されやすいですが、苦しまないといけないというわけでもないし『苦痛』を『快楽』に変えるやり方もちゃんとあるので、スピリチュアルや引き寄せの法則で言われていることと矛盾するわけでもありません。
要点としては
- 成功のためには変化が必要
- 苦痛を避けるために『変化』自体を避けて自己正当化ばかりしても何も変わらない
- 変化にともなう『苦痛』を『快楽』へと変えることがポイント
- 『変化を楽しめる自分』に自己変革することが大事
という感じです。
苦しまずに成功できた、好きなことをやっていたら成功できたというのは、実際に成功した『目覚めた人』の視点です。
よく目を開いて、世の中の成功者や聖人といった『覚醒』した人たちの人生を観察してみてください。
まったく苦しまず、苦労もせずにそこまでたどり着けた人なんているでしょうか?
たとえ、外からは見えなくても本人の心の中では苦しみ、苦悩を乗り切ったからこそ『覚醒』に到ることができたのです。
そういう部分も見ずに、自分だけは苦しまずに成功できると考えるのは、あまりにも浅はかだとは思いませんか?
もしあなたが、自分の人生において大きな『学び』を得たいなら、大きなものを差し出せばいいということです。
目に見えるものは、すべてエネルギーが変換されたもの
どれだけ深い学びを得るのかは、実は自分が決めています。
これは『エネルギーの変換』という観点からも説明することが出来ます。
人生を取り囲むいろいろなものを、エネルギーとしてとらえてみましょう。
お金、充実感、時間、幸福、仲間などこれらはすべて、本質的には同じエネルギーが見た目を変えたものです。
電気エネルギーを熱エネルギーや運動エネルギーに交換できるように、自分を取り囲むエネルギーは、必要に応じていろいろな形に変換できるんです。
エネルギーに満ちた状態を『豊かさ』といいます。
『お金』というのは、最も流動性が高く交換しやすい形にしたものです。
大きなエネルギーが別の形の大きなエネルギーに変換される、というのは当たり前の話です。
ただ、注意しないといけないのは、こういうエネルギーは物質とスピリチュアル両面に関わっているということです。
お金の本質は、価値と価値との交換
『お金と心はつながっている』と繰り返してきていますが、お金をかけるときの気分『お金の本質』を理解せず大きなお金をかけてしまっても、大きな『豊かさ』に変換されることはありません。
こういうことを、言葉や理屈はともかく体感的に理解しているから聡明な人たちは、自分の収入額の一定の『割合』を自己投資にまわします。
『金額』が問題なのではなくて『自分の心への負荷』が大事だからこその『割合』ということです。
そうまでして『心に負荷』をかけるのも『学び』や『経験』こそ『人生の醍醐味』だと知っているからです。
こういうことを考えると『ビジネス』というものは、本質的にスピリチュアルなものだと思えます。
エネルギーを投資して、それをどんどんふくらませて『豊かさ』を実現していくというプロセスがビジネスです。
『個と縁の時代』では、個人にとってビジネスが本当に身近になる時代だと考えています。
それに向けて、何か役に立つようなことを今後も発信していきたいですね。
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