こんにちは、さこっしーです。
過去と現在の関係を考えてみた時、普通は『過去にこういう経験をしたから、今の自分はこうだ』と考えます。
そうした時に、時間軸に沿って観てみると過去の経験があった時点では、その経験が未来(つまり現在)にどうつながるかは、まったくわからないか、わかったとしても不確実で曖昧なイメージになるのです。
ここで、大事なことですが『過去の経験は、現在から観て初めてその意味を定義できる』という事実があります。
これは『事実』という言葉を使ってもいいことだと思います。
過去の経験の『意味』は『現在の自分にとっての意味』つまり、現在の自分なしには考えられないものです。
実際にその経験をした『過去の自分』だけで考えても、不確実で曖昧な意味しか定義できないのです。
だから、過去から観れば未来である『現在』を基準・種・原因とする必要があります。
同様に、今経験していることの意味も『未来の自分』から観ないと明確に定義はできません。
今経験していることの『現在や過去の自分にとっての意味』は考えることはできるけど、不必要で無意味なものです。
現在や過去は過ぎ去ってしまうので、その時点での自分を基準にした意味づけをしてもしょうがないのです。
だから『未来の自分にとっての意味』こそが重要なのですが、どうすれば『未来の自分』からの視点で観ることができるのか?
そのためには時間軸の常識(過去 ⇒ 未来)の壁を越える必要があります。
未来から自分を見ると、自分の状態を俯瞰できる
『常識の壁を越える』というと、難しそうに感じるかもしれませんが、実際には『慣れ』の問題だと思います。
まずは、こういった常識の枠の外にあるような知識に出会うことが第一歩です。
これまでに勉強してきた知識がデータとして自分の中に蓄積されていれば、そういう新しい知識に出会った途端、脳内でうまく結びついて一気に壁を越えることもあります。
それがパラダイムシフトと表現できるような、いわゆる『目からウロコ』な経験です。
新しい知識に出会った時点で、そういったデータの蓄積がない場合、自分の中にないものとの出会いや未知との遭遇で、うまく消化できなかったり、恐れや不安、拒否といった『抵抗』の反応が出ることもあります。
ですが、その『抵抗』を受け流して考え続けると、じきに『慣れて』きます。
慣れると抵抗は消えます。
とりあえず『抵抗』がなくなった状態で自分の中にそういう知識を落としこんでおけば、いずれ、何かの『経験』と結びついて、突然『納得』『理解』できる瞬間がくるという感じです。
それでは、未来視点になるためのポイントを書いていきたいと思います。
まず『未来の自分はすでに存在している』という感覚を持つことです。
現在から観て未来は、不確定で曖昧なものに観えますが、今の自分がどういう思考・行動をとっても、どういう選択をしても、何をやってもどうあがいても『未来』はやってくるのです。
その『未来の自分』がどういう自分なのかがわからないという問題がありますが、それも実は無意味な問いかけです。
『未来の自分』がどういう自分なのかを決めるのは、『未来の自分』自身であって、未来から観れば『過去の自分』である今の自分の見方は関係ないのです。
単純に、今の自分が自分をどう観ているかの延長線上にそれがあると考えてもいいんじゃないかと思います。
今の自分が自分をプラスに観ているのなら、未来の自分もそうだろうという感じです。
そうやって、未来の自分の存在をイメージできれば、抽象度を上げてものごとを観るという習慣を加えます。
抽象度をあげて、ものごとを全体的に見てみよう
『抽象度を上げる』というのは苫米地英人氏がよく使う表現ですが、つまり視点を上げてものごとを観るということです。
今経験していること、それに対して低い視点で観ると枝葉末端ばかりが気になり、本質的なことが見えてきません。
目の前のことにもとらわれすぎてしまいます。
そこで、抽象度・視点を上げていくのです。
たとえば、今はこう感じているけど、明日の自分はどう思ってるかな?とか、近い未来から想像してみたりするのも一つの方法だと思います。
よく言われるように『人は自分が思い込んだとおりの自分になる』ので、未来の自分は、自分の好きなように都合よくイメージしても問題ないと思います。
時間軸の壁を越えていると、それを信じる力やイメージ力をより強く持てるということではないでしょうか。
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