あなた自身が人生の意味を決め、過去や未来にとらわれず生きよう

あなた自身が人生の意味を決め、過去や未来にとらわれず生きよう生き方・考え方
さこっしー
さこっしー

こんにちは、さこっしーです。

先日の記事で『意識の可能性』というものについて記事をご紹介しました。




意識の中には、過去も未来も、マクロもミクロも混在している。

その意味するところの一例を、ご紹介していきたいと思います。

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人生の意味を決めて、過去や未来にとらわれず生きよう


スピリチュアルの世界で、よく持ち出される概念に『カルマ』があります。

僕もよくこの言葉を使いますが、僕の場合の『カルマ』前世や過去生から続く『業』というものではなく、その人が生まれてから経験したことで蓄積される『記憶の執着』という意味合いで使っています。

ですが『記憶』というものが存在するのは物質世界ではなく、情報空間『意識の世界』であることを考えれば、もっと自由に解釈できるものだと気づきました。

あなたの個性、魂の質というものを考えたとき、あなたが生まれてから過去に経験したことだけが、その決定要因になるとは言えないのです。

それは『あなたの人生のすべて』が作用して決定されるものです。

この考えは、時間という概念を超越しているため、少しイメージしにくいと思いますが、じっくり考えて自分なりに消化してみてください。

たとえば、生まれたばかりの赤ん坊が誰に教えられるでもなく、特定の何かに興味を示すこと。

自我が生まれる前に、特別な境遇を経験すること。

どんな親を選んで生まれてくるのかということ。

これらは、自我がとらわれる『時間の観念』つまり、原因は結果よりも先にあるという考えに縛られていると、その原因は生まれる前にあるという発想になり、過去生や前世にその原因を創り出してしまいます。

すると、自分の境遇や経験は、過去生から続く『カルマ』のせいだという考えにとらわれてしまいます。

人の『自我』には、過去終わってしまったことは変えることができないという強固な思い込みがあるため、自分の過去の経験や境遇を受け容れられない人にとっては、大きな苦しみとなります。

ですが『意識』とは、本来もっと自由なものなのです。

人生の責任は、どこにある?


僕が力を込めて言いたいのは、前世や来世といった、人生の『外』にあるものが、人生を決めるのではないということです。

人生というものは、100%、あなたの人生の中だけで創られるものなのです。

特別な境遇を経験する人は、そういう人生を送るためにそれを経験しているのです。

過去のせい、前世のせい、運命のせい、カルマのせいで人生が決まるのではありません。

時代のせい、他人のせい、環境のせい、両親のせい、そうではありません。

なぜあなたが、あなたの人生や境遇を経験しているのか?

それは、あなたが問うのではなく『あなたが、人生に問われていること』なのです。

答えを他に求めるということは『自分で答える権利を手放すこと』です。

あなたが決めたことが、あなたの答えになるのです。

あなたの人生は100%、あなたに責任があります。

責任とは、押し付けられるものではなく『権利を行使すること』です。

あなたが経験していることの理由や原因を『意識』の中で何につなげるのか?

その裁量は、常にあなた自身に委ねられているのです。



『人が人生の意味は何であるかと問うのではなく、むしろ、我々が人生に問われているのだ。自分の人生の責任を引き受けることでしか、その問いかけに答えることはできない』

とは、ユダヤ人心理学者、ビクター・フランクルの言葉です。

ビクター・フランクルほど、壮絶な人生経験を持つ人は少ないでしょう。

第二次大戦中、家族が次々とナチスの収容所内で病死、毒ガス室に送られる中、自身も拷問や数知れない屈辱を受けました。

彼はそうした経験をしながらも、運命を呪ったり、前世やカルマのせいにすることはありませんでした。

そんなことをすれば、自分に残った最後の『人間としての権利』ともいえる『選択の自由』を手放すことになると知っていたからです。

彼は、当時の彼が経験していること、その境遇の理由を『意識』の中で、過去ではなく未来のビジョンに結びつけたのです。

彼は、裸で独房に放り込まれるという極限状態の中で、自らの『選択の自由』に気づき、収容所にいる間、収容所から生還し大学の教壇に立ち、後に続く若い世代たちのために、自らの経験したことやその中で学んだことを講義しているそんなビジョンを思い描いたのです。

恐らく、彼にとってはワクワクしてやまない、生きる活力、生き延びる理由となるような魅力的なビジョンだったはずです。

そうして『意識』の中で『未来の原因』を創造し、それを『いま経験している結果』に結びつけたのです。

そして、実際に彼の人生を俯瞰すれば、偉大な心理学者として自らの経験から得た教訓を、後の世代に伝えるために、彼は人生の前半で壮絶な境遇を経験したという現実が創造されたのです。

あなたは人生からの問いに、どう答える?


経験への解釈は、意識という無限の可能性の中で、自分の好きなように結び付けられるのです。

それが、人の本来持つ『創造の力』だということです。

これを、どこか遠くの国の常人とはかけ離れた偉大な人物の、特別な体験談だとはとらえないでください。

あなたと同じ一人の人間の話です。

あなたにも『創造の力』彼と同じ『意識』が備わっているのです。

人生からの問いに、どう答えるのか?

それは、あなたがどういうビジョンを思い描き、どういう在り方を選ぶのか?ということなのです。

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