こんにちは、さこっしーです。
世の中で、人が悩んだり苦しんだり、人間関係を悪化させるようなことの原因はいろいろあります。
それは、周りと比べて感じる『劣等感』であったり、性格上の個人的な『欠点』であったり、他人に対して許しがたく感じる『性格の悪さ』というのもそうです。
これらは、すべて『個人的な問題』だととらえられています。
果たしてそうでしょうか?
- あの人はいつも輝いているのに、自分はなんてダメな人間なんだろう
- どうしてこんな風に考えちゃうんだろう
- あの人は、いつもこうだ
- あの人の考え方は気に入らない
根本に立ち返って、よくよく考えてみると、これらはすべて『自我の習性』と表現できるものです。
自我を持たない人がいないように『劣等感』や性格上の『欠点』を持たない人はいません。
つまり、すべては人類に共通した『習性』から来るものです。
『自我』という存在の本質は、『分離意識』
自我とは、あなたが過去に経験したことの記憶が『執着』によって『観念』となったものです。
物心がつくまで『自然:世界』と同化していたあなたは、記憶の執着である観念をより集めて『自我』を形成しました。
いま、あなたが認識する『あなた』としての存在は『自我』の形成とともにできたものです。
自我は、世界から自らを切り離して両親や周りの人たち、そして『世界:自然』と『あなた』が違うものだと定義しました。
これが自我という存在の本質『分離意識』です。
なので自我は、自然と『個別性』や『他との違い』を強調しようとする習性を持つのです。
そして、自我のもう一つの習性は、どんな生物にも共通する『生存本能』と表現できるものです。
自我にとって、現実の在り方や正しい認識というものは一切関係なく『自我自身の存在を正当化すること』だけに100%意識を向けます。
つまり『世界:自然』他の人たちと自分は離れていて『異なる違う存在』だ『あなたと私は別の存在だ』と、常に主張し続けるのです。
この『他との分離』『自我による自らの存在の正当化』という二つの習性が、人の心に『劣等感』や『欠点』を生み出したり、自分と『違う存在』に対する嫌悪感というものを生み出すのです。
それが、あなたが感じるすべての『摩擦』『抵抗』の原因になります。
そういう『摩擦』『抵抗』のことを『苦しみや悩み』『他人に対する嫌悪感』『怒り』といった言葉で表現するのです。
これは、あなた自身に対しても、他人に対しても同じことです。
自我を形成するのは、物心がつくまでの『幼い記憶』
あなたがもし、自分がつまらない存在だと思えてしまうのなら、それは『あなたの自我がそうさせている』のです。
あなたの個人的な過去や経歴が、根本の原因ではありません。
過去生も同じです。
それらにフォーカスして問題が解決する場合もありますが、本当の根本的な原因は『自我の習性』にあります。
あなたの自我は『自らをおとしめてでも他とは別の存在でいたい』のです。
他人の気になる『欠点』も、それは、その人の存在から来るものではなく、その人の自我の習性であると同時に、あなたの自我が『個別性』を維持するために、あなたに気にさせているということです。
自我というのは『インナーチャイルド』自我を形成する観念のコアになるのは、あなたが物心つくまでの『幼い記憶』です。
あなたの心の中の子どもが、ワケもわからず『不安や恐れ』を感じて駄々をこねているのに過ぎないのです。
真我の望みは、あなたの意識や魂の成長
自我というものが、そもそもどうやって生まれたのか?なぜ、そういう習性をもつのか?
それが理解できれば、自分にも他人にも優しく寛容になれる。
そういう気がしませんか?
真我がなぜあなたに『自我』を与えたのか?
それは『分離意識』でなければ、この世界の『多様性』を楽しむことができないからです。
『真我の望み』は『あなたの意識、自我、魂の成長』です。
あなたが、自分の存在の本質を悟ったとき『分離意識』というギフトをもって、人生という素晴らしい経験を100%楽しめるようになるということです。
コメント