執着の時代が終わって、これからは悟りと調和の時代へ

執着の時代が終わって、これからは悟りと調和の時代へ生き方・考え方
さこっしー
さこっしー

こんにちは、さこっしーです。

すべての人は、生きていく中で何らかの欲望、欲求というものをもっています。

物品、人、お金、名誉、地位、愛、ビジョン。

欲望・欲求というものは『これが欲しい』と強力に求める衝動で、その背景にある感情によって『生きる力』にもなれば、苦しみを生み出す『執着』にもなります。

人が何かを求め欲しいと願うのは、その対象を自分のものにしたい『所有』したいからだと思われがちですが、実はそれは違います。

人は、欲しいもの、対象そのものを求めているのではなく、それを得ることによって受け取ることのできる『感情』を求めているのです。

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執着の時代が終わり、悟りと調和の時代へ


すべての欲望・欲求の根本、人間の行動の動機は苦痛からの回避、快楽の追求というたった二種類に集約されます。

たとえば『愛』を求める人。

表面的には同じように観えても、その背景に『愛されない』という恐れがある人もいれば、恐れをすでに克服し『調和』という快楽を重ね見て『愛』を求める人もいます。

あなたが表面的に認識しているあなた自身の欲求の背景に、あなたがどういう感情を求めているのかを知ることには、大きな意味があります。

孤立感という恐れから逃れたい、安心感が欲しいと特定の人からの愛を求める人は、自己を見つめることや自立心を養うことで、その安心感を満たすという行動に置き換えることができます。

見栄や体裁のためにブランド品を求める人も、他の行動に置き換えて求める感情を満たすことができます。

ストレスから解放されたいと喫煙や飲酒に依存する人も、他の方法で、そのストレスを解放すれば、習慣を変えることができるのです。

人間とは、自分の認識と記憶のスクリーンの中で、この世界や現実を人生として経験する生命です。

そして、その中で、自分で生み出した感情を、自分自身で経験しているのです。

『幸せ』というのも一つの感情です。

少々無機的で、ロマンのない言い方をすれば、人間が求めているものはすべて脳内ホルモンの分泌によって満たされるとも表現できます。

脳内ホルモンの分泌によって、人生の質が決まるのです。

社会的に成功して味わう幸福感も、深い瞑想の中で味わう幸福感も、本質的には同じものだというのが、ある意味恐ろしくもあり、可能性の種と見ることもできます。

あなたが、何によってその感情を生み出すのか?

そこには常に『選択の自由』があるのです。

恐れを克服して、調和に気づこう


これまでの人類の歴史は『所有の時代』だったと言えます。

人生の中で、何を手に入れて何を所有するかということが、人生における成功や幸福の指針、
そして、価値観の中心だとされてきたのです。

そして、今後は『シェアの時代』へと移り変わっていくと、いろいろな人が語り出しています。

『所有』によって得られる感情、何かの『所有』を求める背景になる感情は『恐れ』という苦痛からの回避がそのほとんどを占めます。

反対に『シェア』によって得られる感情『シェアしたい』という衝動は、純粋に『調和の感覚』という快楽の追求から生まれるものだと言えるのです。

苦痛の回避快楽の追求は、どちらも行動の動機となりますが、苦痛と快楽の両方があれば、人はまず、苦痛からの回避を求めます。

これは、すべての生命に共通で、生存本能からくる安心・安全欲求が、他のすべての欲求に優先するようにプログラミングされているからです。

つまり、順番から言えば、恐れを克服して初めて、そこに存在していた『調和』という快楽に気づけるということです。

人は『恐れ』を克服したときに、初めて『所有』という名の呪縛から解放され『シェア』というものの価値を理解できるのです。

『所有の時代』が終わり『シェアの時代』が訪れるためには、人々の心から『恐れ』というものが解放される必要があるということです。

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