こんにちは、さこっしーです。
『現実』とは、自分自身の『思考』がカタチになったものです。
言葉の定義が曖昧なので、誤解や曲解されてしまいやすいですね。
『思考』とは、自分が自覚している表面的な意味での思考ではありません。
普段から頭の中で繰り返される言葉やイメージとしての思考は、いわばノイズのようなもので『現実』として投影されているのは、自分の意識の奥にある『深層意識』の領域です。
多くの人は、自分の『深層意識』を覗き見ることができないので、自分自身が心の奥底で、何を求めているのか?ということにすら気づくことができません。
ここは、発想の転換が必要なところです。
ティーチングとコーチングの違い、潜在意識の依存の関係
自分の内面にばかり意識を向けても、本当の自分のことを知ることはできないのです。
なので、自分の周りの『現実』を観てみましょう。
周りを観れば、自分の深層意識がわかるのです。
自分が今、身を置いている『現実』こそが、心の奥底で自分が求めているものなのです。
感情的に反発せず、一度これを事実として受け容れてみてください。
ありえないかもしれないけど、本当にそうだったら、どう考えられるだろう?と、仮定でもいいので考え始めると、自分の中の『常識』『固定観念』という壁が音を立てて崩れていきます。
今、自分の周りに困っている人や、助けを必要としている人がいるのなら、自分自身が困っていたり、助けを必要としているということに、まず気づく必要があります。
自分自身の中に『欠落』を生んでいるから、困っている人や助けが必要な人にフォーカスし、そういう人たちを引き寄せているのです。
自分の中に『欠落』を生み出している人は『欠落』のある人を周りに生み出して(引き寄せて)、それを埋めることで、自分自身を満たそうとしているのです。
他人の欠落は、本当は、自分の欠落
『この人には自分がいてあげないと』『何とかしてあげないと』
何がタマゴで何がニワトリか、話がややこしくなりますが、相手の欠落を埋めたいという気持ちが、自分にも相手にも欠落を生み出しているのです。
そして、相手の欠落を埋めることが、自分を満たすことだとカン違いしているのです。
自分自身に欠落を生み出しているのは自分。
それを解決できるのは、相手に何かをしてあげることではなく、自分の心を調えること。
まず、ここに気づく必要があります。
相手にも自分にも『助け』なんていらないということが理解・納得できるまで、どこまでも終わらないイタチごっこが続きます。
他人に対しても、自分に対しても『欠落した存在』と見てしまうから、そういう『現実』が身の回りに現れてしまうのです。
コーチングでは、それとは逆に『人は潜在能力を備えた存在である』と見ます。
『ティーチング』は、持っていない人に与えること、『コーチング』は、持っている人から引き出すこと、ものすごく大きな違いがあることに気づいてもらえるでしょうか?
世の中では、ティーチングとコーチングを同列に扱って、必要に応じて使い分けるという意見が主流だったりします。
本当にそうでしょうか?
必要なのは、人を信じること
僕は、コーチングだけあれば十分だと思います。
自然界にも、コーチングはあってもティーチングはないですよね?
どんな動物であっても、親は、子どもが『できる』という前提で子育てをしています。
人間だけが、自我の生み出した幻想に振り回されている気がしますね。
もっと『人の持つ可能性』というものを信じていきましょう。
コメント