こんにちは、さこっしーです。
価値観の変化、その一つに『スピード感の変化』があります。
今の時代、ものごとの変化のスピードが、昔とはまったく違います。
『石橋をたたいて渡る』のように、じっくり慎重に考えてから行動するということに、昔は今よりも価値を置かれていたように思います。
ですが、今の世の中では、向こう側に渡ろうとして橋をたたいて確かめている間に、隣を新幹線が走り、空をジェット機が通り過ぎていくような時代です。
ことわざができた時代とは、スピード感がまるで違うんです。
なら、とにかく行動すればいいのか?というと、それだけでは足りません。
では、なにが必要なんでしょうか?
行動の前提には、意図が必要
行動の前提として『明確な意図』が必要です。
『明確な意図』があれば、すべての『行動』は、同時に意図の達成に必要な情報収集も兼ねるのです。
多くの人は行動を起こす前、決断をする前によく考えます。
周りの人に意見を聞いたり、本やネットで情報を集めたりします。
一見、理にかなった行動のようですが、これは旧来の価値観の中での思考と言えます。
何かを経験する前に、それを経験していない自分が、正しく判断し決断することができるのか?
それをまだ経験していない自分の中にある情報で、考えることに意味はあるのか?答えが出せるのか?箱の中で考え続けたところで、箱の外は見えないのです。
箱を飛び出せば、部屋の広さでものを考えられるようになります。
部屋を飛び出せば、町の広さでものを考えられます。
自分は町に暮らしているのに『箱の中の熟慮』が一体何の役に立つというのでしょうか?
自分が信頼できる人間で『箱の外』にいる人がいるのなら、その人のアドバイスに素直に従うのも手っ取り早い方法です。
そういう人が周りにいなくても『明確な意図から発した行動』をとれば、質の高い『経験』が得られます。
『経験』から得られる情報は、質も量も『箱の中』の情報とは段違いです。
慎重にじっくり考えて『箱の中』の材料だけを集めて『決断』を創ることの方がよっぽどリスキーな行為です。
なぜなら『決断』を創るために時間とパワーをかけるほど、人はその『決断』に固執するからです。
一度決めたことに対して、間違いを自分で認められなくなるのです。
失敗を認めると、前進が早くなる
『成功』に至るまで、人生にはいろいろなわき道があります。
成功者の人生は、他人から見れば『正しい道』ばかりを選んできたように見えます。
だから人は、人生の中で『分かれ道』に出会うと、『正しい道』を選ぼうとするのです。
そうじゃない。
『正しい道』を一発で選んでしまってはいけないのです。
たまたま『正しい道』ばかりを選んできた人が、人生の中盤を過ぎてから、大きな『分かれ道』に出会ってしまったら、そこで正しい選択ができるのか?
僕なら、恐ろしくてそんな状況は考えたくもないですね。
だから、いっぱい失敗を集めながら生きていこうと思います。
一番効率的なのは、わき道を片っ端から進んでみて、『この道は間違い』という失敗経験を集めながら進んでいくことなのです。
明確な意図を持って、考えるよりも、悩むよりも行動!ものごとはシンプルに考えればいいのです。
決断や行動への恐れは、繰り返せば慣れます。
転べばケガをするとわかっていても、自転車に乗るのをいつまでも恐れる人はいないのです。
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