未来の不確定要素の中から現在になるために、何を選ぶ?

未来の中から現在が生まれる生き方・考え方
さこっしー
さこっしー

こんにちは、さこっしーです。

いま受け取っている現実の原因は『過去ではなく未来にある』ということを、下記の記事で書きました。




それに対して読者の方からご質問を受けたので、この場で回答として僕の見解をシェアしようと思います。

お受けした質問の内容は『未来が既にあり、原因もそこにあってその結果を今受けとるということは、未来は決定事項であり変えられないのではないか?』というものです。

確かに『未来は変えられる』という言葉や、仏教の因縁という考え方(物事が起きるには原因+条件が必要)と、相反するような考え方にもとられてしまいますね。

でも、そうじゃないんです。

『未来』というものは、不確定な無限の『可能性』として存在しています。




量子論ですでに証明されていることですが、原子核の回りを飛ぶ電子の位置を正確に測定することはできません。

『◯秒後には、◯◯の位置に◯◯%の確率で存在する』という表現をすることしかできないんです。

だからといって、未来にその電子が存在しないということを言ってるワケじゃないですよね?

起こっていないこと(未来)は、起こる前の現在にも確かに存在はしているけど、それがどういう未来であるのか?は『確率』『可能性』でしか量れません。

ここまでを聞くと『じゃあ、やっぱり未来って、過去に起こってきたことの結果が原因になって創られるんじゃないの?』と、思ってしまうかもしれません。

でも、よくよく考えると、この世界や宇宙に起こっている事象は、その考えでいくと不自然なことが多すぎるんです。


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未来の不確定要素の中から、何を選ぶ?


何も存在しない空間に『たまたま』爆発が起こって宇宙が生まれ、その宇宙の中で『たまたま』太陽系が生まれ、その中に『たまたま』地球が生まれ、その地球という惑星が『たまたま』条件を満たし、生命を生み出し、それらを育み、数えきれないくらいの『たまたま』の結果として、いまここにあなたが存在している。

あまりにも不自然だと思いませんか?

人間が考える『前提』自体が間違っているととらえた方が、はるかに自然な考え方になります。

つまり『なぜ宇宙が生まれたのか?』それは『いまここにあなたが存在するためだ』ということです。

これだけだと、意味不明すぎてついて来れない人もいると思うので、他にもいろいろとご紹介していきます。






上記の記事で、ビクター・フランクルや松下幸之助といった人たちの人生に起こったことを
書いてます。

未来は、現実として実際に『起こる』までは決して確定しない不確定な『もや』のような存在として、今現在もここに『在る』と言えます。

たとえば今、あなたがとんでもなくお金に困っている現状があったとします。

仮にここで、あなたが『自分はお金に悩まされ続ける人生を歩むんだ』という強い信念を持っているとすれば『お金に悩まされ続ける未来』という種(原因)があって、今現在の困っている状況が創り出されているということになります。

この信念は、自分自身の経験によって創られて、強化されてきたものです。

本当は、カンタンに手放すことができて別の信念に置き換えることもできますが、多くの人は、よほどのことがない限り、過去のパターンによって創られた信念を自分の意志で書き換えることはできません。

なぜかと言うと、その『信念』は自我(エゴ)の一部となっているため、それを変えるということは、自我(エゴ)からすれば、自分自身の存在を自分で否定することに等しく、文字通り死活問題だととらえるからです。

とにかく、そういった『信念』によって不確定な未来の中で、どういう未来(種)にフォーカスを向けるのか?ということが決定されます。

フォーカスを向けると、その種(可能性)にエネルギーが与えられます。

もう少し具体的に言うと、その未来(種)が現実のものとなる『確率』が高まっていくんです。

『自分はお金に悩まされる人間だ』という信念は、これから経験するすべての現実に対し、先入観のフィルターとしてはたらき続けます。

そのフィルターは、何かものごとを経験したときに『どう感じ、どう考え、どう行動するか?』という『認識のパターン』にまで影響を与えます。

結果的に、自分の表面上の意志とは関係なく、お金に困る人のようにものごとを感じ、お金に困る人のようにものごとを考え、お金に困る人がとるような行動をとり続けます。

そういう行動が増えるたび『お金に困る未来』が現実になる確率が高まっていき、やがて、それが実際に起こります。


人生は、あなたの努力次第


単純化していますが、こういうしくみで『未来』というものが創られていきます。

『未来』とは言葉を変えると『現実』になる前の、もやもやとした『可能性』とも言えますね。

現在から未来が生まれるのではなく『不確定な未来の中から現在が生まれてくる』のです。

そして、上述した例のように強固な信念によって創造されるというより、曖昧なままに移ろいながら、いろんな未来の可能性が生まれては消え、消えては生まれ、それを繰り返す中で、現実化するほど発生確率が高まったものを、人は自分の人生の中で『現実』として経験していくというワケです。

未来とは、言葉を変えると『変幻自在な現実の種』『現実を生み出す材料』といった表現もできますね。

つまり、このことは、自分の望む未来を強くイメージしつつ信じ続け、その未来が起こるという前提でものごとを考え行動していけば、自分の思う通りの未来を実現させていくことができるということを意味します。

The Secretで言われている『引き寄せの法則』そのもののことですね。

ただ、世の中の多くの人たちは『信じる』こと『前提を変えること』『信念を変えること』こういった『引き寄せ』のために必須なスキルの使いこなし方に疎すぎるし、現実化のメカニズムを理性的にとらえようとせず、自分のアタマを使って考えることを放棄し、宗教チックな『盲信』で事を成し遂げようとするから、思うようにいかずに失敗するというワケです。

一朝一夕に変えられることではありませんが、引き寄せを使いこなすための『マインド』『ノウハウ』『スキル』といったものは確実に存在します。

人生のクオリティを上げるための技術です。

スポーツでも芸術でも『達人』の域に達するまで、毎日の修錬を重ね、数えきれない努力を積み上げていきます。

人生の『達人』になるためにも同様です。

そこに多少の個人差はありますが『技術』だからこそ、正しい知識を身につけて日々の生活の中で修錬していけば、誰でも等しく磨いていけるものです。

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