こんにちは、さこっしーです。
人間というものは、地球というひとつの生命体の中で、バーチャルな個別の意識をもってしまった一つの細胞なのかもしれません。
あなたの視点から見れば、バラバラに認識されている一つひとつの生命はすべて、すべてを包括するひとつの生命体であるこの『世界』の中の細胞であり、現実というものは壮大な生命活動と言えます。
あなたは世界の中で、一つの生命体として生かされている
たとえば、こんな風景を思い浮かべてみましょう。
暖かい日差しの中、原っぱに数匹の蝶が舞っています。
その下を、犬が喜びながら駆け回っています。
この風景を見て、日差しや草、蝶や犬といったものを、バラバラに個別の存在として認識するのはあなたの視点、人間の意識だけです。
自我の習性(基本プログラム)は、ものごとを分離して認識することで、物心がついて以来、自我というものを中心にものごとを認識し考えてきたあなたには、なかなか気づけません。
ですが、蝶も犬も自らが世界から分離した存在だとは認識しておらず、世界というひとつの生命体を構成する細胞の一つとして、ただ自然と調和してその機能を果たしているのです。
その風景自体がひとつの生命活動なのです。
これは、人間社会の観念に『教育・洗脳』されて生きてきたあなたには、素直に受けいれがたい世界観かもしれません。
ですが、体内の細胞があなたという一つの生命体の中で『生かされている』のと同じように、あなた自身も世界というひとつの生命体の中で命を与えられて『生かされている』のです。
あなたの現実、あなたの人生の中であなたが自分だと思い込んでいる存在『あなたの自我』によって成されていることは、一体どのくらいあるでしょうか?
あなたには、自分の意志で心臓の鼓動を止めることはできますか?
呼吸をずっと止め続けたり、空気を吸い込んでその中から酸素を取り入れるのをやめることは?
脈を止めてみたり内臓のはたらきや体内の生命活動を、自我の意志で止めることはできるでしょうか?
あなたは自然と調和して、使命を果たすために『導かれている』
あなたは、明らかに『生きている』のではなく『生かされている』のです。
あなたには、自分の意志で自分の身体の生命活動を止めることはできません。
眠りについた後、翌朝目覚めるということを止めることもできません。
あなたの『いのち』が成長していくことを止めることはできないのです。
あなたが、自分の意志で行っていると思い込んでいることについても考えてみましょう。
自分自身の手を見つめながら、指を握ったり開いたりしながら感じてみてください。
それをやっているのは、本当に自我の意志ですか?
何かもっと大きな存在、あなたという存在の本質ともいうものが、それをさせているという考えを、あなたは完全に否定することはできますか?
『意識の目覚め』が進んでくると、自分の意志や思考、感情や感覚すらもすべてが『与えられている』ということに気づきはじめます。
空腹になったとき、あなたには『何かを食べよう』という思考を止められません。
痛みを感じたとき、それから逃れようという意志や思考も同様です。
あなたの人生は、自我を超えた『本当のあなた』によってすべて与えられて『祝福』されているのです。
何の苦労もなく、生命が維持されること『いのち』が成長すること。
この世界、現実と調和したときには、至福の感情が流れ込み分離の意識が増すと、不快や恐れ、苦しみという感情のサインがあなたの元に訪れること。
あなたは世界と調和して、自らの使命を果たすために『導かれている』のです。
人間として、命をどう使っていくか?
ワンネス、ひとつである世界を理解するために難しいプロセスは必要ありません。
ただ、あなたが『いのち』というものを実感すること、それが『祝福』としか表現できないものであること。
そのことに気づけば、あなたの意識は感謝と喜びなどの、至福の感情で満たされるはずです。
それを理解した後には、人間として自分の『いのち』をどう使っていくのか?その『選択の自由』の喜びがあなたを待っています。
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